質量拡散移動の支配方程式は以下の様になります[34]。
(227) |
(228) |
ここで
(229) |
(230) |
です。上記方程式で jA は種 A の質量フラックス、DAB は質量拡散率、mA は種 A の質量分率、ρA は種 A の密度です。または混合物単位体積あたりの種 A の質量増加率です。これらは以下の様な式として書くこともできます。
(231) |
(232) |
ここで
(233) |
C = CA + CB | (234) |
です。ここで J*A は種 A のモル・フラックス、DAB は質量拡散率、xA は種 A のモル分率、CA は種 A のモル濃度です。または種 A のモル濃度増加率です。
これらから以下のような結果が得られます。
(235) |
または
(236) |
C と ρ が定数の場合にはこれらは以下の様に変形できます。
(237) |
または
(238) |
熱方程式と比較すると、その対応関係は表(16)の様になります。