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面分布荷重

分布荷重は *DLOAD カードによって有効になります。面分布荷重は要素面に対する圧力荷重として入力されます。要素面にはこれを目的として、図123、図124、図125のように番号がつけられています。

図123: 6面体要素の面番号
\begin{figure}\epsfig{file=HexFace.eps,width=9cm}\end{figure}
図124: 4面体要素の面番号
\begin{figure}\epsfig{file=TetFace.eps,width=8cm}\end{figure}
図125: ウェッジ要素の面番号
\begin{figure}\epsfig{file=WedFace.eps,width=8cm}\end{figure}

6面体要素では以下の様に面番号が付けられます。

4面体要素の場合 ウェッジ要素の場合 4角形の平面応力要素、平面ひずみ要素、軸対称要素の場合 3角形の平面応力要素、平面ひずみ要素、軸対称要素の場合 ビーム要素の場合 シェル要素では1種類の荷重、つまりシェル法線方向の圧力しか存在しないので面番号は不要です。

前のステップで圧力が指定されていた面に圧力を適用すると圧力が置き換えられます。*DLOAD カードでパラメーターOP=NEWとすることで古い分布荷重すべてを取り除くことができます。これはステップ内の最初の *DLOAD カードでだけ効果を持ちます。座屈ステップでは常に古い荷重の全てが取り除かれます。

大変形をともなう解析では圧力は要素の変形した面に対して適用されます。従って棒を一定圧力で引っ張っているような場合、棒の断面積が減少するのにともなって全体の力も減少します。この効果は意図した通りになる場合も、そうでない場合もありえます。もし意図と異なる場合は圧力を節点力で置き換えることができます。図126、図127はC3D20(R)要素とC3D10要素の面に適用される単位圧力と等しい力を図示したものです。2次要素では力がゼロ(C3D10)または反対符号を持つ(C3D20(R))ことに注意してください。1次要素C3D8(R)では面の各節点に値1/4の力がかかります。

図126: C3D20(R)要素の面に働く 等価節点力
\begin{figure}\epsfig{file=HexPres.eps,width=10cm}\end{figure}
図127: C3D10要素の面に働く 等価節点力
\begin{figure}\epsfig{file=TetPres.eps,width=10cm}\end{figure}


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guido dhondt 2016-03-08