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FreeCAD 翼形状の作成

FreeCAD 0.19

翼断面形状を元に3次元翼を作成します。この機能を使うと次のような形状を作成することが可能です。

ScrewedAirfoil
ScaledAirfoil

基本形状の作成

  1. 今回の例では NACA0012 翼の断面形状データ(ダウンロード)をインポートして使用します。FreeCAD のウィンドウにファイル NACA0012.dat をドラッグ&ドロップすると以下のようなダイアログが表示されるので「Common airfoil data (importAirfoilDAT)」を選択してデータをインポートします。

    Import_dat
    モジュールの選択ダイアログ
    NACA0012_Profile
    翼の断面形状データをインポート
  2. ワークベンチをDraftワークベンチに切り替えます。

  3. モデル・ツリー上で「Wire」を選択し、クローンDraft_Cloneで複製を作成します。モデル・ツリーで作成したクローンを選択してプロパティーのデータ・タブの [Placement]-[Position]-[z] に2.0と入力します。

    ComboView_Clone
    クローンのプロパティー
  4. ワークベンチをPartワークベンチに切り替えてロフトPart_Loftで2つのワイヤーからソリッドを作成します。2つのワイヤーをプロファイルに指定し、「Create solid」をチェックしてOKをクリックすると翼が作成されます。

    ComboView_Loft
    ロフトのダイアログ
  5. 以上で3次元翼が作成されました。デフォルトでは形状表示がわかりにくいので形状確認をする場合はモデル・ツリーで「Loft」を選択し、プロパティーの「View」タブの「Display Mode」を「Shaded」に切り替えます。

    ComboView_Shaded
    NACA0012_Solid

翼をねじる

モデル・ツリー「Loft」下の「Wire (2D)」を選択します。「Wire (2D)」のプロパティーで以下のように設定すると原点を通過する Z 軸周りに45度ひねった翼を作成することができます。

  • Angle : 45.00
  • Axis : [0.00 0.00 1.00]
ComboView_Screw
ScrewedAirfoil

翼の幅を変化させる

モデル・ツリーで「Loft」を開き、「Wire (2D)」を選択します。「Wire (2D)」のプロパティーで以下のように設定すると翼端で断面が1/2サイズとなる翼を作成することができます。

  • Scale : [0.50 0.50 1.00]
ComboView_Scale
ScaledAirfoil

※同様の方法で3枚以上の翼断面を使ってより複雑な翼を作成することも可能です。

参照