↑ページトップへ

FreeCAD 画像ファイルからソリッドを作成する

更新:2021/5/22
FreeCAD 0.19

画像ファイルを取り込んでソリッドを作成する手順を説明します。

図. PNG形式の元画像
PNG 形式の元画像
図. ソリッド化の結果
ソリッド化の結果

ビットマップ形式から SVG 形式への画像変換

元画像ファイルが PNG 形式や JPEG 形式の場合には最初に SVG 形式に変換する必要があります。以下の例ではInkscape(バージョン1.02)を使用して PNG 形式画像を SVG 形式画像に変換しています。

  1. Inkscape を起動し、メニューの [File]-[Import...] を選択します。ファイルダイアログで画像ファイルを選択するとインポート用のダイアログが表示されるのでOKボタンをクリックしてインポートします。

    図. [File]-[Import...] を選択
    [File]-[Import...] を選択
    図. インポート用ダイアログ(PNG形式の場合)
    インポート用ダイアログ(PNG 形式の場合)
  2. 読み込んだ画像をウィンドウ上でクリックして選択し、メニューの [Path]-[Trace bitmap...] を選択します。表示される「ビットマップのトレース」ダイアログで「brightness cutoff」(明るさの境界)が選択されていることを確認してからOKボタンをクリックします。変換が終わったらウィンドウ右上のクローズボタンでダイアログを閉じます。

    図. [Path]-[Trace bitmap...] を選択
    [Path]-[Trace bitmap...]を選択
    図. 「ビットマップのトレース」ダイアログ
    「ビットマップのトレース」ダイアログ
  3. これで元画像に重なるようにベクター画像が生成されます。画像をドラッグして元画像の上から移動させ、元画像は削除します。

  4. メニューの [File]-[Save as...] を選択し、画像を SVG 形式ファイルとして保存します。

    図. [File]-[Save as...] を選択
    [File]-[Save as...] を選択

SVG 形式画像のインポートとソリッド化

以上で SVG 形式の画像ファイルが用意できました。次にこのファイルを FreeCAD にインポートし、ソリッド化します。

図. SVG形式の画像
SVG 形式の画像
  1. FreeCAD を起動して新しいドキュメントを作成「新しいドキュメントを作成」アイコンします。

  2. SVG 形式ファイルを 3D ビューにドラッグ&ドロップするとインポート用のダイアログが表示されるので「SVG as geometry (importSVG)」を選択してSelectボタン押し、インポートを行います。

    図. SVG形式ファイルのインポート用ダイアログ
    SVG 形式ファイルのインポート用ダイアログ
    図. インポート結果
    インポート結果
  3. 次にパートワークベンチパートワークベンチに移動し、モデルツリーで全ての部品を選択して押し出しPart_Extrudeを実行します。押し出し用ダイアログで「Custom direction」を選択し、押し出し方向 (0, 0, 1) を設定し、さらに「Length」で押し出し寸法 10 mm に設定します。OKボタンをクリックして押し出します。

    図. 押し出し用ダイアログ
    押し出し用ダイアログ
    図. 押し出し結果
    押し出し結果
  4. 最後に作成したソリッドをひとつにまとめます。モデルツリーで全ての部品を選択して和演算(ブーリアン演算)Part_Fuseを実行します。コンボビューのビュータブで形状の色を (204, 204, 204) に設定します。

    図. 和演算による結合結果
    和演算による結合結果
    図. 形状の色の調整
    形状の色の調整

以上で画像からソリッドを作成することができました。