OpenFOAM の標準ユーティリティーの一覧です。
applyBoundaryLayer | 1/7乗則に基づいて速度場・乱流場に簡易的な境界層モデルを適用 |
boxTurb | constant/boxTurbDict で指定されたエネルギースペクトルに従って直方体領域に乱流場を生成します。 |
changeDictionary | ディクショナリーのエントリーを変更するためのツール。例えばフィールドのパッチ・タイプや polyMesh/boundary ファイルを変更できます。 |
createExternalCoupledPatchGeometry | externalCoupled 境界条件で使用するパッチ形状(点と面) を生成するためのツール |
dsmcInitialise | 初期化用ディクショナリー system/dsmcInitialise を読み込んで dsmcFoam 用のケースを初期化 |
engineSwirl | エンジン計算用の旋回流れを生成 |
foamUpgradeCyclics | サイクル分割時にメッシュと場を更新するためのツール |
mapFields | ケース間で変数の値をマッピングします。ケースが並列計算用に分割されている場合でも結合せずに使用できます。 |
mapFieldsPar | メッシュから別のメッシュに体積場をマッピングします。両方のケースの時刻ディレクトリーでの全ての場を読み込み、補間します。 |
mdInitialise | 分子動力学(MD)計算用に場を初期化 |
setFields | ディクショナリーの選択されたセル・パッチ面のセットに値を設定 |
viewFactorsGen | グループ面(faceAgglomerate ツールで生成された finalAgglom)に基づいて形態係数を計算 |
wallFunctionTable | 乱流壁関数で使用するための表を生成 |
blockMesh | マルチブロックメッシュの生成 |
extrudeMesh | 既存パッチ、またはファイルから読み込んだパッチからメッシュを押し出す(デフォルトでは面の法線方向) |
extrudeToRegionMesh | faceZones(内部面・境界面)、faceSets(境界面のみ)を(それぞれ異なる領域の)個別のメッシュとして押し出す |
foamyHexMesh | 等角ボロノイメッシュの自動生成 |
foamyHexMeshBackgroundMesh | foamyHexMesh で作成されたように背景メッシュを書き出し、distanceSurface を作成する |
foamyHexMeshSurfaceSimplify | 再サンプリングして表面を単純化する |
foamyQuadMesh | 押し出しによる2次元等角ボロノイメッシュの自動生成 |
snappyHexMesh | 形状適合したヘキサメッシュの自動生成 |
ansysToFoam | I-DEAS から出力された ANSYS 入力ファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
cfx4ToFoam | CFX メッシュを OpenFOAM 形式に変換 |
datToFoam | datToFoam メッシュファイルを点群ファイルに変換。blockMesh で使用。 |
fluent3DMeshToFoam | Fluent メッシュを OpenFOAM 形式に変換 |
fluentMeshToFoam | Fluent メッシュを OpenFOAM 形式に変換。複数の領域、領域境界を変換可能。 |
foamMeshToFluent | OpenFOAM メッシュを Fluent 形式に変換 |
foamToStarMesh | OpenFOAM メッシュを pro-STAR (v4) bnd/cel/vrt 形式に変換 |
foamToSurface | OpenFOAM メッシュの境界領域を表面メッシュとおしてファイルに出力 |
gambitToFoam | GAMBIT メッシュを OpenFOAM 形式に変換 |
gmshToFoam | Gmsh の出力した .msh ファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
ideasUnvToFoam | I-Deas unv 形式を OpenFOAM 形式に変換 |
kivaToFoam | KIVA3v グリッドを OpenFOAM 形式に変換 |
mshToFoam | Adventure の .msh ファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
netgenNeutralToFoam | Netgen v4.4 のニュートラルファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
ccm26ToFoam | ccm 2.6 を使用している Prostar/ccm の CCM ファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
plot3dToFoam | Plot3d メッシュを OpenFOAM 形式に変換 |
sammToFoam | Star-CD (v3) SAMM メッシュを OpenFOAM 形式に変換 |
star3ToFoam | Star-CD (v3) pro-STAR メッシュを OpenFOAM 形式に変換 |
star4ToFoam | Star-CD (v4) pro-STAR メッシュを OpenFOAM 形式に変換 |
tetgenToFoam | Tetgen の .ele、.node、 .faceファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
vtkUnstructuredToFoam | vtk、ParaView のレガシー VTK 形式ファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
writeMeshObj | メッシュのデバッグ用。ビューワーで確認するために、メッシュを3つの OBJ 形式ファイルとして出力 |
attachMesh | メッシュ変更設定を使用して幾何的に分離されたメッシュを追加する |
autoPatch | 指定された特徴角度に基づいて外部面をパッチに分割 |
checkMesh | メッシュ品質のチェック |
createBaffles | 内部面を境界面に指定。mergeOrSplitBaffles とは異なり点は2重化されない。 |
createPatch | 選択された境界面からパッチを作成。元の面には既存のパッチか faceSet を指定。 |
deformedGeom | 変位場 U と引数指定されたスケール係数を使用して polyMesh を変形 |
flattenMesh | 2D 直交座標系メッシュの前後平面を平板化 |
insideCells | 面の内側に中心があるセルを選択。面は閉空間を作っている必要があります。 |
mergeMeshes | 2つのメッシュを結合 |
mergeOrSplitBaffles | 点を共有している面(バッフル)を検出。点は結合されていても、重複していてもどちらでも問題ありません。 |
mirrorMesh | メッシュを指定した平面に対して鏡像変換 |
moveDynamicMesh | メッシュ移動とメッシュ変形のためのツール |
moveEngineMesh | エンジン計算のためのメッシュ移動用ツール |
moveMesh | メッシュ移動用のソルバー |
objToVTK | OBJ 形式の線データ(面データでないことに注意)ファイルを VTK 形式に変換 |
orientFaceZone | フェイスゾーンの方向を補正 |
polyDualMesh | 全ての特徴線、パッチ境界線を維持してデュアルメッシュ(ポリヘドラメッシュ) を作成 |
refineMesh | メッシュの細分化 |
renumberMesh | メッシュ番号を再割り当て |
rotateMesh | メッシュを回転 |
setSet | セル、面、点のセットやゾーンを操作 |
setsToZones | ポイントセット、フェイスセット、セルセットを同名のポイントゾーン、フェイスゾーン、セルゾーンに変換してメッシュに追加 |
singleCellMesh | 全ての場を読み込み、全ての内部面が取り除かれて領域 singleMesh に書き出されたメッシュ(singleCellFvMesh)にマッピング |
splitMesh | 内部面を外部面にすることでメッシュを分割 |
splitMeshRegions | メッシュを複数の領域に分割 |
stitchMesh | メッシュの「縫い合わせ」 |
subsetMesh | セルセットに基づいてメッシュの一部を選択 |
topoSet | ファイル system/topoSetDict の設定に従ってセルセット、フェイスセット、セルゾーン、フェイスゾーンなどを作成 |
transformPoints | polyMesh ディレクトリー内のメッシュ構成点を平行移動、回転、拡大縮小 |
zipUpMesh | 孤立節点を検索してセルを閉じることでポリヘドラルメッシュが全て正常に全て閉じていることを保証する |
autoRefineMesh | 面近傍のセルを再分割 |
collapseEdges | 短いエッジを縮退させてライン内のエッジと結合 |
combinePatchFaces | 同じセルに設定されている複数のパッチ面を調べ、それらを結合。 |
modifyMesh | メッシュ要素を操作 |
PDRMesh | PDR 計算様にメッシュと場を前処理 |
refineHexMesh | 6面体メッシュを2*2*2個のセルに分割 |
refinementLevel | 再分割レベルを判定。スナッピング前に実行。 |
refineWallLayer | パッチに隣接するセルを再分割 |
removeFaces | (両側にセルが存在する)面を削除 |
selectCells | 面につながっているセルを選択 |
splitCells | セルを平面で分割 |
engineCompRatio | 形状圧縮率を計算。動作しない値、体積がある場合は BDC、TDC の体積を計算している可能性があることに注意。 |
pdfPlot | 確率分布関数のグラフを生成 |
postChannel | チャネル流解析の後処理 |
temporalInterpolate | アニメーション化などのために時刻ステップ間の場のデータを補間 |
noise | noiseFFT ライブラリーを使用して圧力データから騒音解析を行ないます。 |
postProcess | system/controlDict、またはオプション引数で指定されたファンクション・オブジェクトを実行します。 |
particleTracks | 追跡粒子タイプのパーセルで計算された追跡粒子を VTK ファイルとして出力 |
steadyParticleTracks | 定常状態パーセルで計算された追跡粒子を VTK ファイルとして出力。並列計算している場合は事前に結合処理を行っておく必要があります。 |
streamFunction | 各時刻の流速場(U)の流れ関数を計算して出力 |
wallHeatFlux | volScalarField の境界パッチ全ての熱流束、壁条件パッチ全ての積分された流束を計算して出力 |
wdot | 各時刻の wdot を計算して出力 |
writeCellCentres | volScalarFields のセル中心での成分を出力 |
foamDataToFluent | OpenFOAM 形式から Fluent 形式へ変換 |
foamToEnsight | OpenFOAM 形式から EnSight 形式へ変換 |
foamToEnsightParts | OpenFOAM 形式から EnSight 形式へ変換。各 cellZone、パッチから Ensight パーツを作成 |
foamToGMV | OpenFOAM 形式から GMV 形式へ変換 |
foamToTecplot360 | OpenFOAM 形式から Tecplot バイナリー形式へ変換 |
foamToTetDualMesh | polyMesh を tetDualMesh へ変換 |
foamToVTK | OpenFOAM 形式からレガシー VTK 形式へ変換 |
smapToFoam | STAR-CD SMAP データファイルから OpenFOAM 形式へ変換 |
surfaceAdd | 2つの表面メッシュを結合。構成点の幾何的な結合は行ないますが、3角形面の交差はチェックされません。 |
surfaceAutoPatch | autoPatch 同様、特徴角度に基づいて表面メッシュを縫い合わせます。 |
surfaceCheck | 表面メッシュの形状品質をチェック |
surfaceClean | 内部面の除去、微小辺、微小3角形の除去、細長い3角形の再分割を行います。 |
surfaceCoarsen | プログラム「bunnylod」を使用して表面メッシュのポリゴン数を減らします。 |
surfaceConvert | 表面メッシュの形式を変換 |
surfaceFeatureConvert | edgeMesh の形式を変換 |
surfaceFeatureExtract | 表面形状を抽出してファイルに書き出し。基本形状以外は未対応。 |
surfaceFind | 最も近い面、節点を検索 |
surfaceHookUp | 閉曲線を描く孤立辺を検索し、その辺に沿って表面メッシュを縫い合わせます。 |
surfaceInertia | 指定された triSurface の慣性テンソル、慣性主軸、慣性モーメントを計算 |
surfaceLambdaMuSmooth | λ/μ スムージングを使用して表面を平滑化 |
surfaceMeshConvert | 表面メッシュ形式を変換。形状の平行移動、回転、拡大縮小が可能です。 |
surfaceMeshConvertTesting | 表面メッシュ形式を変換。テスト用。 |
surfaceMeshExport | さまざまなサードパーティー製の形式のメッシュに surfMesh をエクスポート。エクスポート時には形状の平行移動、回転、拡大縮小が可能です。 |
surfaceMeshImport | さまざまなサードパーティー製の形式のメッシュを surfMesh にインポート。インポート時には形状の平行移動、回転、拡大縮小が可能です。 |
surfaceMeshInfo | 表面メッシュに関するさまざまな情報を出力 |
surfaceMeshTriangulate | polyMesh から表面を抽出。出力形式に応じて3角形分割を行います。 |
surfaceOrient | 定義された外部点に従って面の法線を設定。「-inside」オプションを使用すると内部点で定義することも可能。 |
surfacePointMerge | 指定した距離内にある表面メッシュ上の点を結合 |
surfaceRedistributePar | triSurface の再分配。分割前または分割後の表面メッシュを各プロセッサーのメッシュと対応するよう再分配する。 |
surfaceRefineRedGreen | 3角形の3辺全てを分割することで表面メッシュ再分割を行う(「レッド」分割)。また再分割対象となっていない隣接3角形は2つに分割する(「グリーン」分割)。 |
surfaceSplitByPatch | 3角形メッシュの一部領域を別のファイルとして書き出し |
surfaceSplitNonManifolds | 重複接続した面を抽出し、節点を2重定義して重複接続した辺が分離するように試みる |
surfaceSubset | triSurface の指定した一部を取り出して解析 |
surfaceToPatch | 表面データを読み込みメッシュに領域設定を行う。 |
surfaceTransformPoints | 表面メッシュの拡大縮小・回転 |
decomposePar | 並列計算用にケースのメッシュと場の分割を行う |
reconstructPar | 並列計算用に分割されたケースのメッシュと場の結合を行なう |
reconstructParMesh | 形状情報のみからメッシュの結合を行なう |
redistributePar | decomposeParDict ファイルの設定に従って、分割されたメッシュと場の再分配を行なう |
adiabaticFlameT | 一定範囲の未燃温度と当量比の指定された燃料での断熱火炎温度を計算 |
chemkinToFoam | CHEMKINIII の熱力学・反応データファイルを OpenFOAM 形式に変換 |
equilibriumCO | 一酸化炭素の平衡状態を計算 |
equilibriumFlameT | 一定範囲の未燃温度と当量比の指定された燃料、圧力での断熱火炎温度を計算。O2、H2O、CO2 での解離効果を考慮。 |
mixtureAdiabaticFlameT | 指定された混合度、温度での断熱火炎温度を計算 |
foamDictionary | ディクショナリーの問い合わせと操作 |
foamFormatConvert | ケースに関連付けられた全ての IOobjects を、controlDict で指定された形式に変換 |
foamHelp | ヘルプ・ユーティリティー周りのトップレベル・ラッパー・ユーティリティー |
foamList | OpenFOAM ライブラリー内の選択可能なスイッチ、クラスなどの表を表示 |
foamListTimes | timeSelector を使用した時刻のリスト化 |
patchSummary | 指定された時刻の各パッチの場・境界条件の情報を書き出し |