$FOAM_TUTORIALS/basic/scalarTransportFoam/pitzDaily
計算済みの流速データを使用して、バックステップ形状での温度分布を0.1秒まで計算します。
流体は領域 inlet から速度 (10, 0, 0) で流入し、領域 outlet から流出します。Y方向の上下面は滑りなし条件を設定し、Z方向は1メッシュとして2次元問題としています。あらかじめ計算済みの流速データがディレクトリ「0」に置かれ、計算中に流速(U)は解かれません。
初期状態では流体の温度0とし、領域 inlet から温度1の流体が流入します。
メッシュは以下の通りです。
計算した温度場を可視化するために ParaView 上で「Properties」タブの「T」にチェックを入れます。
計算結果は以下の通りです。
温度が移流拡散されて広がっていく様子がわかります。
ソルバー scalarTransportFoam によって温度のみが解かれます。
--- ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz