$FOAM_TUTORIALS/discreteMethods/molecularDynamics/mdFoam/nanoNozzle
分子動力学計算(Molecular Dynamics、MD計算)を行います。流体は水で、モデルの X、Y、Z 軸方向サイズはそれぞれ51.2 nm、9.6 nm、 12.8 nm です。境界条件はすべり無し壁としています。
粒子の性質はディレクトリ constant 内のファイル moleculeProperties で定義しています。またディレクトリ system 内のファイル potentialDict 内で外力、粒子間ポテンシャルなどを、ファイル mdEquilibrationDict で平衡時の温度を定義しています。
ディレクトリ system 内のファイル blockMeshDict 内で領域 sectionA、sectionB、sectionC が定義され、領域ごとにファイル mdInitialiseDict で初期条件を定義しています。
粒子の初期位置はメッシュに基づいて決定されます。メッシュは以下の通りです。
計算結果は以下の通りです。
離散粒子を可視化するには paraFoam コマンドで ParaView にデータを読み込み後、以下の操作を行います。
まず通常時と同じようにパイプラインブラウザーの Properties タブの Apply ボタンを押し、データを読み込みます。
ツールバーで粒子データのある時刻データに移動しします。
Properties タブで以下の様に設定して再度 Apply ボタンを押すと粒子が 3D 表示されます。
51分15.84秒 ※4並列、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz