$FOAM_TUTORIALS/heatTransfer/buoyantSimpleFoam/hotRadiationRoom
直方体領域に置かれた温度 500 K の発熱体(領域 box)の周りの定常流れを計算します。下面(領域 floor)、上面(領域 ceilling)は温度 300 K、側面(領域 fixedWalls)は熱的に解放され熱が逃げられるものとします。ただし解析領域への流体の流入出は無いものとします。
解析では輻射(放射)が考慮されます。輻射の設定はファイル constant/radiationProperties で以下の様にして指定します。
radiation on; radiationModel P1; solverFreq 1; absorptionEmissionModel constantAbsorptionEmission; constantAbsorptionEmissionCoeffs { absorptivity absorptivity [0 -1 0 0 0 0 0] 0.5; emissivity emissivity [0 -1 0 0 0 0 0] 0.5; E E [1 -1 -3 0 0 0 0] 0; } scatterModel none; sootModel none;
また重力加速度の大きさ、方向はファイル constant/g で以下の様にして Z 軸負方向を指定します。
dimensions [0 1 -2 0 0 0 0]; value (0 0 -9.81);
メッシュは以下の通りで、メッシュ数は104000です。
計算結果は以下の通りです。
計算結果から発熱体部分で上昇気流が起き、自然対流が発生していることがわかります。
8分52.11秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz