$FOAM_TUTORIALS/incompressible/SRFPimpleFoam/rotor2D
Z 軸を回転軸として 60 rpm で回転するローターの解析を2秒間分、行います。遠心力、コリオリ力を考慮することで計算領域全体の回転を再現します(SRF 機能)。
ローターの表面(白色部)は滑りなし条件を設定し、Z 方向は1メッシュとして2次元問題としています。
一番外側の領域 freestream (赤色部)には絶対座標系での流速 (1, 0, 0) m/s を指定しています。指定はファイル 0/Urel で行います。
freestream { type SRFFreestreamVelocity; UInf (1 0 0); value uniform (0 0 0); }
回転軸、回転数は以下の様にファイル constant/SRFProperties で指定しています 。
SRFModel rpm; origin (0 0 0); axis (0 0 1); rpmCoeffs { rpm 60; }
乱流モデルには標準 k-ε モデルを使用します。
メッシュは以下の通りで、メッシュ数は2880です。
静止系での流速を可視化する場合は ParaView 上で「Properties」タブの「U」にチェックを入れます。時刻0のデータには「U」が無いことに注意してください。
計算結果は以下の通りです。
2分27.52秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz
OpenFOAM -回転領域を含む流体計算 (Rotating Geometry)-, Fumiya Nozaki