$FOAM_TUTORIALS/incompressible/nonNewtonianIcoFoam/offsetCylinder
片側に寄った障害物のある流路で非ニュートン流体の流れを2秒後まで計算します。
流体は領域 left(白色部)から速度 1 m/s で垂直に流入し、領域 right(赤色部)から流出します。円筒と流路の壁には滑りなし条件を設定し、Z方向は1メッシュとして2次元問題としています。
メッシュは以下の通りです。
使用する非ニュートン流体のひずみ速度と粘性係数 ν の関係は以下の通りです。
各パラメーターの値はファイル「constant/transportProperties」で以下の様に設定されています。
transportModel CrossPowerLaw; CrossPowerLawCoeffs { nu0 [0 2 -1 0 0 0 0] 0.01; nuInf [0 2 -1 0 0 0 0] 10; m [0 0 1 0 0 0 0] 0.4; n [0 0 0 0 0 0 0] 3; }
計算結果は以下の通りです。
ニュートン流体であれば狭い側の流路で流速が速くなりますが、非ニュートン流体なので広い側の流路の方が流速が速くなります。
--- ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz