$FOAM_TUTORIALS/incompressible/pimpleFoam/channel395
0秒から1000秒までの間のチャネル流れを計算します。
直方体の計算領域を考え、領域 topWall(Y最大面)、領域 bottomWall(Y最小面)は流速 (0, 0, 0) m/s に固定、それ以外の領域は周期境界とします。乱流計算には LES(渦粘性モデル WALE)を使用します。また平均流速 (0.1335, 0, 0) m/s となるよう領域全体に運動量を与えています。この設定はファイル constant/fvOptions で以下の様に指定します。
momentumSource { type meanVelocityForce; active yes; meanVelocityForceCoeffs { selectionMode all; fields (U); Ubar (0.1335 0 0); } }
メッシュは以下の通りで、メッシュ数は60000です。
計算した流速、圧力を可視化するために ParaView 上で「Properties」タブの「U」、「p」にチェックを入れます。
計算結果は以下の通りです。
計算後にユーティリティー postChannel を使用して Y 軸方向の流れの分布を計算しています。計算の設定はファイル constant/postChannelDict で以下の様に指定します。計算結果はディレクトリ graphs に各時刻ごとに保存されます。
patches ( bottomWall ); component y; symmetric true;
結果データはテキストとして保存されるので適当な表計算ソフトウェアなどでグラフ化できます。
3次元可視化には「paraFoam」を、postChannelの結果をグラフ描画には「gnuplot」を使用しています。
12分57.06秒 ※4並列、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz