$FOAM_TUTORIALS/incompressible/pisoFoam/les/pitzDailyMapped
流体は領域 inlet から流入し、領域 outlet から流出します。流路の壁は速度 (0, 0, 0) の固定壁とし、Z 方向は1メッシュとして2次元問題としています。乱流計算には LES(渦粘性モデル ダイナミック1方程式型)を使用します。
流入条件として「mapped」タイプの条件を設定することで、領域 inlet から 0.0495 mだけX方向にオフセットした領域の値を参照して流入量を設定しています。この設定は 0/U、constant/polyMesh/boundary のそれぞれのファイルで以下の様に指定します。
inlet { type mapped; value uniform (10 0 0); interpolationScheme cell; setAverage true; average (10 0 0); }ファイル 0/U
inlet { type mapped; value uniform (10 0 0); interpolationScheme cell; setAverage true; average (10 0 0); }ファイル constant/polyMesh/boundary
メッシュは以下の通りです。
probes 機能を使用して指定された座標での各時刻での圧力を、surfaceSampling 機能を使用して指定された面の各時刻での流速を、それぞれディレクトリ postProcessing 以下に出力しています。また fieldAverage 機能を使用して圧力、流速の時間平均を各時刻ごとに pMean、UMean として出力しています。これらの設定は system/controlDict で行います。
計算結果は以下の通りです。
4分9.66秒 ※8並列、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz