走行するモーターバイクの周りの流れ

OpenFOAM 4.x

ケース

$FOAM_TUTORIALS/incompressible/simpleFoam/motorBike

概要

モーターバイク周りの風の流れを解析します。流体は領域 inlet(X最小面)から (20, 0, 0) m/s で流入し、領域 outlet(X最大面)から流出します。バイク表面はすべりなし壁条件とし、地面は速度 (20, 0, 0) m/s とします。それ以外の壁(領域 upperWall、領域 frontAndBack)はすべり壁条件とします。

乱流モデルには k-ω SST モデルを使用します。

モデル形状(全体) モデル形状(全体)
モデル形状(バイク付近) モデル形状(バイク付近)

メッシュは以下の通りで、メッシュ数は683240です。

メッシュ(全体) メッシュ(全体)
メッシュ(バイク付近) メッシュ(バイク付近)
メッシュ(XZ 面) メッシュ(XZ 面)

計算結果は以下の通りです。

流速(U) 流速(U)
圧力(p) 圧力(p)

実行コマンド

cp -r $FOAM_TUTORIALS/incompressible/simpleFoam/motorBike motorBike
cd motorBike

cp $FOAM_TUTORIALS/resources/geometry/motorBike.obj.gz constant/triSurface/
surfaceFeatureExtract
blockMesh
decomposePar
mpirun -np 6 snappyHexMesh -parallel -overwrite

# ディレクトリ「processor*」を検索し、見つかったディレクトリ内のディレクトリ「0」を 0.orig で更新
ls -d processor* | xargs -I {} rm -rf ./{}/0
ls -d processor* | xargs -I {} cp -r 0.orig ./{}/0

mpirun -np 6 patchSummary -parallel
mpirun -np 6 potentialFoam -parallel
mpirun -np 6 simpleFoam -parallel

# 分割されているメッシュ、結果を結合
reconstructParMesh -constant
reconstructPar -latestTime

paraFoam

ユーティリティー patchSummary でパッチの情報を標準出力に書き出します(ファイルは変更されません)。また potentialFoam を使用して流速(U)の初期条件を計算してから、実際の流れ解析を行っています。

計算時間

  • メッシュ作成:2分12.18秒
  • 解析:9分33.34秒

※6並列、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz