$FOAM_TUTORIALS/incompressible/simpleFoam/rotorDisk
流れの中に置かれた回転円盤周りの流速、圧力を計算します。
流体が領域 inlet(赤色部)から流速(0, 1, 0)m/s で流入、領域 outlet(青色部)から流出し、領域 rotatingZone (緑色部)が Y 軸を回転軸として 1000 rpm で回転します。円筒の壁面にはすべり壁条件を設定しています。
セル・ゾーン「rotatingZone」に対してファイル system/fvOptions で回転軸、回転速度などを設定しています。また乱流モデルには k-ω SST モデルを使用します。
メッシュは以下の通りで、メッシュ数は145265です。
計算した乱流エネルギー、固有乱流消失率を可視化するために ParaView 上で「Properties」タブの「k」、「omega」にチェックを入れます。
主流方向で見た計算結果は以下の通りです。
回転円盤に平行な方向で見た計算結果は以下の通りです。
ディレクトリ constant/triSurface に用意されている形状ファイル(fixed.obj、rotatingZone.obj)を元に、blockMesh、surfaceFeatureExtract、snappyHexMesh の各ユーティリティーを使用してメッシュを作成しています。
106.27秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz