流路絞り部での蒸気発生(LES)
OpenFOAM 4.x
ケース
$FOAM_TUTORIALS/multiphase/cavitatingFoam/les/throttle
概要
領域 inlet に全圧300×105、領域 outlet に静圧100×105を設定することで、圧力差によって inlet から outlet へ向かって駆動される水の流れを0.0002秒分だけ解析します。壁面 walls はすべり無し条件とし、Z 方向は1メッシュとして2次元問題としています。
モデル
乱流計算には LES モデルを使用します。
メッシュは以下の通りで、メッシュ数は33426です。
メッシュ(全体)
メッシュ(絞り部)
計算結果は以下の通りです。
時刻0.00012秒での流速(U)
時刻0.00012秒での絞り部付近の蒸気の体積率(alpha.vapour)
時刻0.00012秒での絞り部付近の流速(U)
実行コマンド
cp -r $FOAM_TUTORIALS/multiphase/cavitatingFoam/les/throttle throttle
cd throttle
blockMesh
cp system/topoSetDict.1 system/topoSetDict
topoSet
refineMesh -dict system/refineMeshDict -overwrite
cp system/topoSetDict.2 system/topoSetDict
topoSet
refineMesh -dict system/refineMeshDict -overwrite
cp system/topoSetDict.3 system/topoSetDict
topoSet
refineMesh -dict system/refineMeshDict -overwrite
cavitatingFoam
paraFoam
ユーティリティー topoSet、refineMesh を使用してメッシュに3段階の粗密をつけています。計算環境によってはソルバーが途中で停止する場合があります。その場合はコマンド「cavitatingFoam」を再度実行することで計算が再開されます。
計算時間
22分56.57秒 ※シングル、Inter(R) Core(TM) i7-2600 CPU @ 3.40GHz 3.40GHz