メッシュの設定ではまず流体領域を覆うように一様なサイズのメッシュ(ベースメッシュ)を配置し、その上で指定した領域にメッシュの再分割設定を行います。
「メッシュ」ページの「体積メッシュ設定」でベースメッシュの目標メッシュ数と範囲を設定します。をクリックすると 3D ビュー上でベースメッシュをプレビューすることができます。また、でベースメッシュの粗密を設定することも可能です。
さらに流体領域(計算領域)を指定するために「計算領域」で流体領域を含む座標を指定する必要があります。
次に指定した領域にメッシュの再分割設定を行います。直方体、球などで範囲を指定し、再分割レベル(ベースメッシュを何回等分するか)を設定します。をクリックすると 3D ビュー上で再分割する領域をプレビューすることができます。
ボタンを押すと再分割設定が追加されます。設定を削除したい場合には作成した再分割設定(青い四角形)の右上の を押します。
メッシュ分割の結果は以下のようになります。
隣接するメッシュの再分割レベルの差は1以下でなければならないので再分割レベル0と再分割レベル2の間に再分割レベル1のメッシュが自動的に挿入されます。例では「レベル間のメッシュ数」を「3」としているので再分割レベル1の領域が3メッシュ分作成されています。
流体計算時にはメッシュの歪みが大きいと計算が不安定になり、正しい結果が得られらなくなります。これを防ぐためにメッシュが歪みすぎないようメッシュ作成時に鋭角な形状は「なまされ」ますが、場合によっては鋭角な形状を維持したい場合があります。特徴角度を指定して特徴線を維持することでこれが可能になります。
「メッシュ」ページの「特徴線」で特徴線の抽出角度(特徴角度)と特徴線の周りの再分割レベルを設定できます。