新しいドキュメントを作成し、適当な形状を作成します。
メッシュデザインワークベンチに移動します。
モデルツリーで形状を選択し、形状からのメッシュ作成を実行すると下図のようなダイアログが表示されるので、ダイアログのタブで使用するメッシャーを選択し、各パラメーターを設定します。
使用できるメッシャーは「Standard」、「Mefisto」、「Netgen」」、「gmsh」の4種類です。パラメーターとメッシュ作成例はそれぞれ次の通りです。
パラメーター | 意味 |
---|---|
Surface deviation | 小さいほどメッシュが細かくなります。 |
Angular deviation | 小さいほどメッシュが細かくなります。 |
Relative surface deviation | エッジの長さを考慮してメッシュを作成します。 |
Apply face colors to mesh | 形状の設定色をメッシュにも設定します。 |
Define segments by face color | 形状の設定色に基づいてメッシュにセグメントを設定します。 |
パラメーター | 意味 |
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Maximum Edge length | 最大エッジ長さ。小さいほどメッシュが細かくなります。 |
パラメーター | 意味 |
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Fineness | おおまかなメッシュの粗密。「User defined」でパラメーターを数値指定することも可能。 |
Mesh size grading | メッシュサイズの等級。小さいほどメッシュが細かくなります。0.1-1の値。 |
Element per edge | エッジあたりの要素数。大きいほどメッシュが細かくなります。0.1-10の値。 |
Element per curvature radius | 曲率半径あたりの要素数。大きいほどメッシュが細かくなります。0.2-10の値。 |
Optimize surface | 表面形状の最適化を行うかどうか。 |
Second order elements | 2次要素の生成を行うかどうか。 |
Quad dominant | 六面体的なメッシュ配置を行うかどうか。 |
Gmsh では使用する Gmsh 実行ファイルをユーザーが指定する必要があります。
FreeCAD インストールフォルダ内の実行ファイル(例えば Windows の場合、デフォルトでは「C:¥Program Files¥FreeCAD 0.19¥bin¥gmsh.exe」)、もしくは Gmsh のダウンロードサイトからダウンロードした実行ファイルをダイアログの [Path] に設定します。
パラメーター | 意味 |
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Meshing | メッシュ作成手法(アダプティブ法、デローニー法など)。 |
Max element size | 最大メッシュサイズ。小さいほどメッシュが細かくなります。設定値0で自動設定。 |
Min element size | 最小メッシュサイズ。小さいほどメッシュが細かくなります。設定値0で自動設定。 |
Angle | 表面の区分に使用される角度しきい値。 |
ダイアログで適当なパラメーターを設定して
をクリックするとメッシュが生成されます。そのままではメッシュが見づらいのでモデルツリー上で変換元のソリッドを選択してスペースキーを押して非表示にします。さらにメニューの [View]-[Draw style]-[Wireframe] でワイヤーフレーム表示に切り替えるとメッシュが確認できます。
メッシュに問題がなければ作成したメッシュをモデルツリーで選び、メッシュのエクスポートでエクスポートします。
エクスポートには以下のフォーマットが使用できます。