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FreeCAD メッシュからソリッドを作成する

FreeCAD 0.19

ここでは STL ファイルから読み込んだメッシュ(ポリゴン)からソリッドを作成する手順を説明します。この機能を使うとメッシュで定義された形状に対してブーリアン演算をおこなうことができるようになります。

図. メッシュから作成したソリッドへのブーリアン演算
メッシュから作成したソリッドへのブーリアン演算
  1. STL ファイルを 3D ビューにドラッグ&ドロップして読み込みます。メッシュは穴が開いていない状態(多様体)でなければなりません。

    図. メッシュデータ
    メッシュデータ
  2. パートワークベンチパートワークベンチに移動します。

  3. モデル・ツリー上で読み込んだメッシュを選択し、メニューの [Part]-[Create shape from mesh...] を実行します。

  4. メッシュの縫い合わせしきい値を入力するためのダイアログが表示されるので、メッシュサイズに合わせて適当な値を入力しOKをクリックします。

    図. 縫い合わせしきい値の入力
    縫い合わせしきい値の入力
  5. 縫い合わせが終わるとシェルの集合が得られます。

    図. シェルの集合
    シェルの集合
  6. 形状構築ツールPart_Shapebuilderを実行します。

  7. 形状構築ダイアログで「Solid from shell」を選択します。

    モデルタブに移動してモデル・ツリー上でシェル集合を選択してからタスクタブに戻り、Createをクリックするとソリッドが作成されます。

    図. 形状構築ダイアログ
    形状構築ダイアログ

    ソリッドを作成したらCloseでダイアログを終了します。

  8. 作成したソリッドに対しては通常のソリッドと同様、ブーリアン演算をおこなうことができます。

    MeshToSolid1
    MeshToSolid2

参照