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FreeCAD チュートリアル スマートフォンカバー(3/3)

FreeCAD 0.21

カメラ用ホールの作成

カメラとフラッシュをふさがないように切り抜きを行います。

iphone-camera
Kelvinsong http://commons.wikimedia.org/wiki/File:IPhone_5S_main_camera.png
  1. スケッチ面の作成

    形状底面を選択して新しいスケッチ面を作成Sketcher_NewSketchします。

    camera1
    底面の選択
    camera2
    スケッチ面の作成
  2. 補助線の抽出

    補助線の抽出Sketcher_Externalを使って形状の輪郭をスケッチ平面上に取り出します。ツールを選択してからソリッドの辺を選択してください。

    camera3
    基準となる補助線の抽出

    抽出が終わったらモデル・ツリーで形状(Pocket)を選択してスペースキーを押し、いったん形状を非表示にします。

    形状を非表示(モデル・ツリー)
    形状を非表示(モデル・ツリー)
    camera4
    形状を非表示
  3. おおまかな形状

    長円Sketcher_CreateSlotを使ってカメラ用のホールを作成します。

    camera5
    カメラ用ホールの作成
  4. サイズ指定

    水平距離拘束Constraint_HorizontalDistance、垂直距離拘束Constraint_VerticalDistance、半径拘束Constraint_Radiusを使って補助線を基準に長円の位置を拘束します。

    完全拘束したら Tasks タブのCloseをクリックしてスケッチ編集を終了します。

    camera6
    カメラ用ホールのサイズ指定
  5. 形状作成

    作成したスケッチをモデル・ツリーで選択してから切り欠き作成PartDesign_Pocketを選択し、切り抜きます。

    camera7
    切り抜き前
    camera8
    切り抜き後

フィレットの作成

  1. 切り欠きのふちを選択して 2mm でフィレット作成PartDesign_Filletします。
  2. 抑えのふちを選択して 0.5mm でフィレット作成PartDesign_Filletします。

Ctrlキーを押しながらクリックすると複数エッジを選択可能です。

Fillet1
フィレット作成前
Fillet2
フィレット作成後

注意

使用しているグラフィックカードの種類によっては凹部のエッジが描画されず、選択できない場合があります。こうした場合にはメニューの[表示]-[描画スタイル]-[ワイヤフレーム]で表示を切り替えることでエッジを選択できます(表示を戻す場合はメニューの[表示]-[描画スタイル]-[そのまま]を使用)。

Fillet1
凹部のエッジが表示されない状態
Fillet2
ワイヤフレーム表示

完成

これで全ての作業が終わり、形状が完成しました。

finish
完成した形状

参考資料

  1. FreeCAD公式ページ
  2. FreeCAD使い方メモ
  3. MONOist 無償3次元CADでiPhoneケースを設計しよう
  4. Case Design Guidlines for Apple Devices(PDF)
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