次にマグカップの取っ手を作成します。
新しいスケッチ平面の作成を実行し、スケッチ平面の作成ダイアログでXZ平面を選択して をクリックします。
まず作業しやすいようにスケッチ面手前側の形状を非表示にします。
連続線の作成を選択後、4点をクリックして取っ手のおおまかな形を作成します。右クリックで連続線の作成を終了します。
寸法拘束を実行し、線分の上側の端点をクリックして選択します。キーボードのMキーを押すと拘束の種類を切り替えられるので、水平・垂直の両座標が表示されるまでMキーを押し、クリックします。表示されるダイアログにそれぞれ75、42と入力して座標を (42mm, 75mm) に拘束します。
同様に線分の下側の端点をクリックしてそれぞれ25、42と入力して、座標 (42mm, 25mm) に拘束します。右クリックで寸法拘束を終了します。
水平/垂直拘束を実行し、線分の上側の辺を選択して水平に拘束します。また線分の右側の辺を選択して垂直に拘束します。右クリックで水平/垂直拘束を終了します。
角の丸めを実行後、線分の角を作る2辺を選択して角に丸みをつけます。同じ操作を繰り返して両方の線分の角に丸みをつけます。右クリックで角の丸めを終了します。
寸法拘束を実行し、線分の上側の辺を選択して水平距離を 30mm に拘束します。また線分の右側の辺を選択して垂直距離を 25mm に拘束します
さらに角部分の弧を選択して角の丸め半径を10mmに拘束します。上下とも同じように丸め半径を10mmに拘束します。
角の丸め半径を2ヶ所とも拘束するとスケッチが完全拘束状態になり、緑色で表示されるので、右クリックで寸法拘束を終了し、タスクパネルの
をクリックしてスケッチの編集を終了します。作成したスケッチの縦方向のエッジを 3D ビューで選択し、データム面の作成を実行します。データム面とは基準面として使用できる仮想的な平面です。
ダイアログのアタッチモードで「エッジに垂直」が選択されていることを確認して
をクリックするとデータム面が作成されます。作成したデータム面を 3D ビューで選択してからスケッチ面の作成を行なうと、データム面上に新たなスケッチ面が作成されます。
スケッチ面を作成したらデータム面の表示は不要なので、モデルツリーでデータム面「DatumPlane」を選択し、キーボードのスペースキーを押して非表示にしておきます。
長円の作成を実行後、スケッチ面上の3点を選択して長円を作成します。右クリックで長円の作成を終了します。
対称拘束を実行後、長円の中心点2点とスケッチ面の水平軸を選択して、水平軸を対称線として長円の中心点を対称な位置に拘束します。右クリックで対称拘束を終了します。
寸法拘束を実行し、長円の上側の円部分を選択して半径を5mmに拘束します。
長円の左上の点を選択します。キーボードのMキーを押すと拘束の種類を切り替えられるので、水平・垂直の両座標が表示されるまでMキーを押し、クリックします。表示されるダイアログにそれぞれ2.5、5と入力して座標を(5mm, 2.5mm)に拘束します。
スケッチが完全拘束状態になり、緑色で表示されるので、右クリックで寸法拘束を終了して、タスクパネルの
をクリックしてスケッチの編集を終了します。以上で取っ手断面用のスケッチができあがりました。
モデルツリー上で断面のスケッチ(Sketch002)を選択してから加算パイプ(スイープ)を実行するとダイアログが表示されます。
ダイアログ上の「スイープ経路」の下の
ボタンをクリックし、3Dビュー上でスイープ径路となる取っ手部分のスケッチを選択します。スイープ結果が3Dビュー上に表示されるので をクリックしてスイープを終了します。