一般に 3D モデルではモデルを構成する3角形面ごとに表裏の区別が有り、法線によってそれが定義されます。
一部のモデリングソフトではメッシュの裏表を定義する法線が適切に設定されないことがあります。MeshLab では選択した面の裏表の反転、モデル全体の面の裏表の統一を行なうことができます。
処理対象となる形状を読み込んだ後、表裏を反転させたい部分の面を選択状態にします(面の選択に関しては「MeshLab での面の矩形選択」を参照)。
Filters メニューの [Normals, Curvantures and Orientation]-[Invert Faces Orientation] を実行し、
をチェックした後、 をクリックして面の反転を実行します。パラメーターは以下の通りです。
パラメーター | 意味 |
---|---|
Force Flip | 必ず反転。無効になっている場合は表面が外側を向くように反転を試みます。 |
Flip only selected faces | 選択面のみを反転 |
処理直後はモデル全体が選択された状態になっているので Filters メニューの [Selection]-[Select None] を実行し、
をクリックして選択状態を解除します。処理対象となる形状を読み込んだ後、Filters メニューの [Normals, Curvantures and Orientation]-[Re-Orient all faces coherentely] を実行します。
処理直後はモデル全体が選択された状態になっているので Filters メニューの [Selection]-[Select None] を実行し、
をクリックして選択状態を解除します。全体が裏面になるなど、もし意図と異なる方向に面が統一された場合は Filters メニューの [Normals, Curvantures and Orientation]-[Invert Faces Orientation] を実行して全ての面を反転します。