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*MODAL DAMPING

キーワードのタイプ:ステップ

このカードは、*MODAL DYNAMIC プロシージャまたは *STEADY STATE DYNAMICS プロシージャが選択されているステップ内で使用されます。このカードには互いに排他な2つのパラメーター RAYLEIGH、MODAL=DIRECT(デフォルト)があります。

MODAL=DIRECT が選択されている場合には各モードごとに粘性減衰係数 ζ を指定することができます。これはデフォルトです。非ゼロの単点拘束と組み合わせて直接減衰を使用することはできません。

RAYLEIGH が選択されている場合には Rayleigh 減衰がグローバルに適用されます。つまり減衰行列 [C] が剛性行列 [K] 、質量行列 [M] の線形結合となります。

[C] = α[M] + β[K] (355)

係数は全てのモードに適用されます。モード j と対応する粘性減衰係数 ζj は以下の様になります。

$\displaystyle \zeta_j=\frac{\alpha}{2 \omega_j}+ \frac{\beta \omega_j}{2}.$ (356)

従って α は低周波数を、β は高周波数を減衰させます。

*MODAL DAMPING は任意のステップで使用でき、前のステップで定義された減衰係数を再定義します。


1行目:

MODAL=DIRECT が選択されている場合(あるいはデフォルトである、追加パラメーターが無い場合)の2行目

必要な場合はこの行を繰り返します。

RAYLEIGH が選択されている場合の2行目

例:
*MODAL DAMPING,RAYLEIGH
,,0.,2.e-4

上記では剛性行列と 2・10-4 をかけ合わせて減衰行列を取得しています。


サンプルファイル: beamdy3、beamdy4、beamdy5、beamdy6


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guido dhondt 2016-03-08