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*ORIENTATION

キーワードのタイプ:モデル定義

このオプションを使用すると材料プロパティーの定義で使われるのローカル軸系 X'-Y'-Z' を指定することができます。今のところ直交系、円筒系が定義でき、パラメーター SYSTEM=RECTANGULAR(デフォルト)、パラメーター SYSTEM=CYLINDRICAL で有効化されます。

直交系はローカル X' 軸上の点 a、X'-Y' 平面上にあって X' 軸上にない点 b によって定義されます。また右手系であるとします(図131)。

図131: 直交座標系の定義
\begin{figure}\epsfig{file=Rect.eps,width=10cm}\end{figure}

円筒系を使っている場合には軸上の2点 a と b を設定する必要があります。X' 軸は半径方向、Z' 軸は点 a から点 b に向かう軸方向、Y' 軸は接線方向で X'-Y'-Z' が右手系となります(図132)。

図132: 円筒座標系の定義
\begin{figure}\epsfig{file=Cyl.eps,width=10cm}\end{figure}

パラメーター NAME は必須パラメーターで、方向に要素プロパティー定義(例 *SOLID SECTION)で使用できる名前(最大80文字)を指定します。


1行目:

2行目:

例:
*ORIENTATION,NAME=OR1,SYSTEM=CYLINDRICAL
0.,0.,0.,1.,0.,0.

上記では点(0.,0.,0.)、点(1.,0.,0.)を通過する軸を持つ名前 OR1 の円筒座標系を定義しています。グローバル座標系での X 軸は円筒系の軸方向です。


サンプルファイル: beampo2.


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guido dhondt 2016-03-08