次へ 上へ 前へ 目次へ
次へ:*VALUES AT INFINITY 上へ:Input deck format 前へ:*UNCOUPLED TEMPERATURE-DISPLACEMENT 目次へ


*USER MATERIAL

キーワードのタイプ:モデル定義、材料

このオプションを使用するとユーザー定義材料のプロパティーを定義することができます。ユーザー定義材料では材料サブルーチンを作成する必要があります。詳細についてはセクション8.58.6を参照してください。このオプションには必須パラメーター CONSTANTS とオプションパラメーター TYPE があります。

CONSTANTS の値はこの材料タイプに対していくつの材料定数が定義されるかを表します。今のところ機械系のユーザー定義材料では21、熱系のユーザー定義材料では6が上限になっています。さらに必要な場合にはソースコードを変更して自作サブルーチンに組み込むか、作成者に連絡してそのように変更してもらってください。

パラメーター TYPE は値 MECHANICAL または値 THERMAL をとります。TYPE=MECHANICAL の場合にはユーザーサブルーチンは材料の機械的挙動、つまり応力・ひずみ挙動を定義します。このプロパティーは機械計算、または温度変位連成計算でだけ意味を持ちます。TYPE=THERMAL の場合にはユーザーサブルーチンは材料の熱的挙動、つまり熱フラックス・温度勾配挙動を定義します。これは熱計算、または温度変位連成計算でだけ使用されます。デフォルトは TYPE=MECHANICAL です。

材料は *MATERIAL カード上の NAME パラメーターによって個別に識別されます。


1行目:

以降の int(CONSTANTS/8)+1 行で、定数とそれが成り立つ温度の値を設定します。1行あたり8つの値を設定可能です。温度の値は空白のままでも構いませんが、CONSTANTS が8の倍数の場合には温度の値は必須になります(材料定数が1セットだけ設定された場合にはその温度値は意味を持ちません)。複数温度での値を設定する場合には、定数セットを繰り返します。

例:
*USER MATERIAL,CONSTANTS=8
500000.,157200.,400000.,157200.,157200.,300000.,126200.,126200.,
294.
300000.,57200.,300000.,57200.,57200.,200000.,26200.,26200.,
394.

上記では2つの異なる温度294、394で、8つの定数を持つユーザー定義材料を定義しています。


サンプルファイル: beamu


次へ 上へ 前へ 目次へ
次へ:*VALUES AT INFINITY 上へ:Input deck format 前へ:*UNCOUPLED TEMPERATURE-DISPLACEMENT 目次へ
guido dhondt 2016-03-08