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残差の計算と方程式系の準備

支配方程式の残差はサブルーチン resultnet.f で計算されます。ルーチン開始時にタンクと見なされていない節点での静温度が全圧、全温度、質量流量に基づいて計算されます。次に全ネットワーク要素に対してループが初期化されます。各要素では、端節点での質量保存式とエネルギー保存式(あるいは同じことですが、要素が等温気体パイプ要素の場合には等温方程式)に対する寄与が初期化されます。続いて要素方程式が満足することが確かめられます。これは iflag=2 で特徴づけられる、要素ルーチン呼び出しの3番目のモードです。最後に壁との相互作用と事前記述されたネットワークでの熱発生によるエネルギー寄与が考慮されます。残差はネットワーク系の右辺側を構成します。

方程式系の準備はサブルーチン mafillnet.f で行なわれます。ルーチンの構造は resultnet ルーチンとほとんど同じです。要素全体にわたるループで方程式(質量保存、運動量保存、エネルギー保存、さらに設定されている場合は等温条件)の係数が決定されます。これには壁との相互作用による影響も含まれます。これによって方程式系の左辺側が構成されます。


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guido dhondt 2016-03-08