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8節点平面応力要素(CPS8とCPS8R)

8節点平面応力要素は汎用の平面応力要素です。実際のところはシェル要素の特殊例に過ぎません。 XY平面に平行な対称平面を持ち、面内で働く力が荷重のみの場合だけを考えています。一般的にはZ座標はゼロとされます。 シェル要素の場合と同じように平面応力要素はC3D20要素やC3D20R要素へ拡張されます。 図58、図59がこの要素にも当てはまります。 上記の前提から以下の結論が導かれます:

平面応力要素使用時にはノットが生成されることがあります。 生成されるのは厚みが非連続に変化する場合、または平面応力要素が軸対称要素などの1D要素や2D要素と組み合わされている場合です。 ただし平面応力要素との接続はヒンジとしてモデル化されます。

平面応力要素での分布荷重はシェル要素とは異なります。平面応力要素では面内であるのに対し、シェル要素では面外になります。 平面応力要素に対する分布荷重は *DLOAD カードのラベルP1からラベルP4で定義されます。 番号は図61で定義されている面を表しています。

図61: 四辺形要素の面番号
\begin{figure}\epsfig{file=QuadFace.eps,width=10cm}\end{figure}

平面応力要素が3D要素からなる構造につながっている場合、その構造の面外方向(Z方向)の運動がその2D要素への接続で制限されることはありません。 ユーザーはその構造のZ方向の剛体運動が適切かどうか注意する必要があります。 これは特に平面応力要素に繋がるたわみで問題になります。実際の様子についてはサンプルspring4を参照してください。

平面応力要素を含む構造はグローバルXY平面内で定義される必要があること、つまり全ての節点でZ=0でなければいけないことに注意してください。


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guido dhondt 2016-03-08