一定断面積の直管で、以下のマニングの式で定義される損失水頭を持ちます:
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ここでnはマニング係数(単位:時間/長さ1/3)、は質量流量、Lはパイプの長さ、ρ は液体密度、Aはパイプ断面積、R は断面積を演習で割って定義される水力半径(円形の場合、水力半径は直径の4分の1です)。*FLUID SECTION, TYPE=PIPE マニング カードの下の行で以下の定数を指定する必要があります:
パイプの長さはその端点の座標から決定されます。n の典型的な値は鉄製パイプの場合、n=0.013 s / m1/3、なめらかなコンクリート製パイプの場合、n=0.015 s / m1/3です(これらは水に対するものです。マニングの式には動粘性係数が陽に現れず、n は粘性係数の関数になり得るということに注意してください)。
タイプラベルにFLEXIBLEを追加指定すると柔軟なパイプを作成できます。この場合には2つの節点を指定します。2点を指定するとその間の距離がパイプの半径になります。これらの節点は純粋に構造体の節点でなければならず、流体ネットワークに所属してはいけません。2点間の距離は節点に加えられた任意の変形の影響を考慮して計算開始前に求められます。この結果、*COUPLED TEMPERATURE-DISPLACEMENTキーワードを使用するとパイプ壁の変形とパイプ内の流れを連成することが可能になります。以下の定数を*FLUID SECTION, TYPE=PIPE MANNING FLEXIBLE カードの下の行で指定する必要があります:
サンプルファイル: artery1、artery2、centheat1、centheat2、pipe、piperestrictor