3次元形状から2次元図面を作成し、最後に図面をPDFファイルとして出力します(実際の出力は「図面PDFファイル」からダウンロードできます)。
FreeCADを起動して、適当な形状を作成するか、STEPファイルなどから読み込みます(このチュートリアルで使用している形状は「サンプル形状のFreeCADファイル」からダウンロードできます)。
ワークベンチをテックドローワークベンチへ切り替えます。
テンプレートから図面ページ追加を実行し、テンプレートの選択ダイアログで「A4_LandscapeTD.svg」を選択します。これでA4サイズの横向きの図面ページが新たに追加されます。
図面ページの表示はマウスホイールで拡大縮小、左クリックのドラッグで並行移動することができます。
図面ページに形状を追加していきます。形状は追加時の3Dビューの視点位置で図面に描画されます。
ウィンドウ下部のタブで3Dビュー画面へ戻り、表示を等角図表示に切り替えます。
モデルツリー上で図面に追加する形状(例ではFillet)を選択し、ビューの追加を実行すると図面ページにビューが追加されます。追加されたビューは周囲の枠線をドラッグすることで位置を変更できます。またビューを削除したい場合はマウス選択してDeleteキーを押します。
再度3Dビュー画面へ戻り、今度は表示を上面表示に切り替えます。
1つ目のビューと同様に、モデルツリー上で図面に追加する形状を選択し、ビューの追加を実行するとページにビューが追加されます。
図面ページ上でビューの周りに表示されている枠線をドラッグし、それぞれのビューの位置を調整します。
デフォルトでは3D表示と同様に継目線が表示されているので非表示状態にします。追加したビューを図面ページ上でクリック選択し、コンボ・ビューのデータ・タブで「Seam Visible」を「false」に変更します。キーボードのF5キーを押すとページ全体が更新され、継目線が非表示になります。両方のビューの継目線を非表示にします。
後で行う寸法の追加作業で必要となるので、円・円弧の中心マークを表示状態にします。図面ページ上で上面図(View001)をクリック選択し、コンボ・ビューのビュー・タブで「Arc Center Marks」を「true」、「Center Scale」を「1」に変更します。キーボードのF5キーを押すとページ全体が更新され、円の中心マークの表示されます。
図面ページ上で上面図(View001)をクリック選択し、コンボ・ビューのデータ・タブで「Scale」を「1.25」に変更します。キーボードのF5キーを押すとページ全体が更新され、上面図が1.25倍に拡大されます。
※ビューを図面上で回転させたい場合はデータ・タブで「Rotation」に角度を入力します。
図面ページ上で上面図(View001)をクリック選択し、断面図の追加を実行します。コンボビューのタスク・タブに断面定義ダイアログが表示されるのでダイアログ中央の一番左のボタンをクリックし、さらに「Identifer」(識別子)に「A」と入力してから
を押して断面図を作成します。これで図面上の基本的な要素ができました。次に図面に寸法を追加していきます。