OpenMDAO ではじめる最適化 (1/4)
OpenMDAO 0.9.5
OpenMDAOのインストール
OpenMDAO とは
- オープンソースの複合領域設計解析/最適化フレームワーク(Open source Multidisciplinary Design Analysis and Optimization)
- NASA グレンリサーチセンターを中心に開発がおこなわれている
- ライセンスはApach Licence 2.0
- Windows、Linux、OS Xで動作
- 公式サイト
特徴
- 複数のソフトウェアを組み合わせて1つのシステムを作成可能(連成解析、最適化・・・)
- Pythonベースのフレームワーク
- 最適化用の多くの機能(実験計画法、メタモデル、遺伝的アルゴリズム、勾配法など)
-
ChromeベースのGUI
- Pythonからライブラリ的に使用することも可能
Windowsへのインストール
あらかじめインストールが必要なもの
- Python 2.7.x
- NumPy 、SciPy 、Matplotlib
- Google Chrome ( GUI を使用する場合)
※OpenMDAO ver 0.9.5現在64bit版未対応なので32bit版Python, Python モジュールを使用する必要がある
※各Python モジュールは次の配布サイトから入手可能 :
配布サイト
- OpenMDAO公式サイト からgo-openmdao-(バージョン番号).py をダウンロード
-
コマンドプロンプトから上記スクリプトを実行するとカレントフォルダにインストールされる(要ネットワーク接続)
C:\OpenMDAO>python go-openmdao-0.9.5.py
・・・(省略) ・・・
The OpenMDAO virtual environment has been installed in C:\OpenMDAO\openmdao-0.9.5
From C:\OpenMDAO\openmdao-0.9.5, type:
Scripts\activate
to activate your environment and start using OpenMDAO.
C:\OpenMDAO>
起動/動作テスト/終了
コマンドプロンプトでOpenMDAO インストールフォルダに移動し、以下のコマンドを実行。
-
起動
C:\OpenMDAO\openmdao-0.9.5>Scripts\activate
-
動作テスト
(openmdao-0.9.5) C:\OpenMDAO\openmdao-0.9.5>openmdao test
-
終了
(openmdao-0.9.5) C:\OpenMDAO\openmdao-0.9.5>deactivate
次にOpenMDAOの基本的な仕組みを説明する。