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*CREEP

キーワードのタイプ:モデル定義、材料

このオプションを使用すると粘塑性材料のクリープの性質を定義できます。オプションパラメーター LAW が存在し、デフォルトでは LAW=NORTON です。この他に LAW=USER を指定してユーザー定義によるクリープ則を指定することができます。Norton則は以下を満足します。

$\displaystyle \dot{\epsilon} = A \sigma^n t^m$ (333)

ここで ε は相当クリープひずみ、σ は真フォン・ミーゼス応力、t は総時間です。LAW=USER とした場合にはクリープ則をユーザーサブルーチン creep.f で定義する必要があります(セクション8.1を参照)。

定数は全て温度に依存することがあります。このカードは使う場合は同じ材料定義で事前に *ELASTIC カードを定義する必要があります。LAW=NORTON の場合には *CREEP カードの下の温度データ点は *ELASTIC カードの下のものとは同じにならず、クリープデータは弾性(*ELASTIC)データ点で内挿されます。同じ材料定義で *PLASTIC カードを定義する場合には、*ELASTIC カードと *CREEP カードの間に配置しなければなりません。*PLASTIC カードが見つからない場合には硬化なしのゼロ降伏面が仮定されます。

弾性データが等方性の場合には[68]、[69]で取り上げる大ひずみ粘塑性理論が適用されます。弾性データが直交異方性の場合にはセクション6.8.11で議論される無限小ひずみモデルが使用されます。直交異方性材料に対して *PLASTIC カードが使用されている場合には LAW=USER オプションを使用することはできません。


1行目:

以下の行は LAW=NORTON の場合のみ必要になります(デフォルト)。 1行目:

温度依存性船体を定義するのに必要なだけの行を使用。

例:
*CREEP
1.E-10,5.,0.,100.
2.E-10,5.,0.,200.

上記では T(温度)=100で A=10-10、n=5、m=0、T(温度)=200で A=2・10-10、n=5 となるクリープ則を定義しています。


サンプルファイル: beamcr


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guido dhondt 2016-03-08