キーワードのタイプ:モデル定義、材料
このオプションを使用すると材料の超弾性プロパティーを定義できます。オプションパラメーターは2つあります。1つ目はモデルを定義するもので、ARRUDA-BOYCE、MOONEY-RIVLIN、NEO HOOKE、OGDEN、POLYNOMIAL、REDUCED POLYNOMIAL、YEOH の文字列のうちのどれかを取ります。2つ目のパラメーター N は OGDEN モデル、POLYNOMIAL モデル、REDUCED POLYMIAL モデルのみで意味を持つもので、ひずみエネルギーポテンシャルの次数を決めます。デフォルトは N=1 の POLYNOMIAL モデルです。定数は全て温度依存可能です。
さて、、J を以下で定義したとしましょう。
= | (342) | ||
= | (343) | ||
= | (344) |
2EKL = CKL - δKL | (345) |
Arruda-Boyce ひずみエネルギーポテンシャルは以下の形を取ります。
+ | (346) | ||
+ |
また Mooney-Rivlin ひずみエネルギーポテンシャルは以下の形を取ります。
(347) |
Neo-Hooke ひずみエネルギーポテンシャルは以下の形を取ります。
(348) |
多項式ひずみエネルギーポテンシャルは以下の形を取ります。
(349) |
低減された多項式ひずみエネルギーポテンシャルは以下の形を取ります。
(350) |
Yeoh のひずみエネルギーポテンシャルは N=3 での低減された多項式ひずみエネルギーポテンシャルに他なりません。
主ストレッチをλ1、λ2、λ3(、、を右 Cauchy-Green 変形テンソルの固有値とします)で記述し、またとして偏差ひずみを、、で記述すると、Ogden のひずみエネルギーポテンシャルは以下の形を取ります。
(351) |
超弾性材料の入力デッキは以下の様になります。
1行目:
ARRUDA-BOYCE モデルの場合は以下の行
MOONEY-RIVLIN モデルの場合は以下の行
NEO-HOOKE モデルの場合は以下の行
N=1 の OGDEN モデルの場合は以下の行
N=2 の OGDEN モデルの場合は以下の行
N=3 の OGDEN モデルの場合は以下のペアの行
ペアの1行目
N=1 の POLYNOMIAL モデルの場合は以下の行
N=2 の POLYNOMIAL モデルの場合は以下の行
N=3 の POLYNOMIAL モデルの場合は以下のペアの行
ペアの1行目
N=1 の REDUCED POLYNOMIAL モデルの場合は以下の行
N=2 の REDUCED POLYNOMIAL モデルの場合は以下の行
N=3 の REDUCED POLYNOMIAL モデルの場合は以下の行
YEOH モデルの場合は以下の行
例: *HYPERELASTIC,OGDEN,N=1 3.488,2.163,0.
上記では、μ1 = 3.488、α1 = 2.163、D1 =0の、項が1つの Ogden 材料を定義しています。圧縮性係数にゼロを設定しているので、一定の圧縮性によって収束性を保証するためにこの値は CalculiX によって小さな値に置き換えられます(ページ[*]を参照)。
サンプルファイル: beamnh、beamog