ここで議論するフィールドのアーキテクチャーは遠心荷重と重力荷重についてのものです。従ってこのアーキテクチャーは *DLOAD の以下のラベルで使用されています。
2次元の整数フィールド ibody には3つの列、体積荷重の数と同じだけの行が保持されます。1列目には荷重の種類を識別するための番号が入れられます。
2列目には適用される振幅が入ります(振幅が存在する場合)。3列目には荷重条件が入ります。これは調和荷重がある定常状態動解析でだけ意味を持ちます。デフォルト値は1でこれは荷重が実数(同相)であることを意味します。値が2の場合は虚数(異相)です。荷重が定義されている要素番号、要素セットは1次元の文字列フィールド cbody に保存されます。このフィールドは体積荷重と同じだけの数のエントリーを持ちます。体積荷重の規格値はフィールド xbody の1列目に保存されます。このフィールドは2次元で7つの列、体積荷重と同じだけの数の行を持ちます。2列目から4列目までは遠心荷重の遠心軸上の点と重力荷重の一般化重力ベクトルを保持するために使用されます。重力ベクトルが未知で、構造体の質量分布から決定する必要がある場合(一般化重力とも呼ばれます)は2列目から7列目には未定義のままになります。非一般化重力荷重の場合には5列目から7列目についても同じことが言えます。遠心荷重の場合にはフィールド xbody の5列目から7列目には遠心軸の正規化ベクトルが入ります。
振幅値が存在する場合は実時間に基づいて規格値と振幅から実体積荷重が計算されます。計算された値はフィールド xbodyact の1列目に保存されます。xbodyact の2列目から7列目は xbody の列と完全に同じです。
体積荷重は入力デッキで定義された順では保存されず、適用される要素の番号、要素セット名のアルファベット順に並べ替えられます。要素番号が文字として解釈されます。
例として以下のような体積荷重を考えます。
*DLOAD Eall,CENTRIF,1.E8,0.,0.,0.,1.,0.,0. 8,GRAV,9810.,0.,0.,-1. E1,NEWTON
これらの荷重フィールドは以下の様になります。
ibody cbody | (378) |
xbody | (379) |