セットは節点や要素をグループ化するのに使用されます。将来的には節点や要素面に基づいた面の定義にも使われるようになる予定です。セット i は名前 set(i) と1次元フィールド ialset 内のエントリーを指す2つのポインター istartset(i) と iendset(i) で特徴づけられます。名前 set(i) は20文字以内で構成され、最初の20文字分はユーザーが定義することができます。最後の1文字は節点セットの場合は「N」、要素セットの場合は「E」になります。また内部的にはセットとして扱われる面の場合、節点表面は「S」、要素面表面「T」となります。これ以外の文字部分を使ってユーザーは節点セット、要素セット、かつ/または表面に識別名を設定できます。セットを構成する節点、要素は行 istartset(i) と行 iendset(i) の間のフィールド ialset に保存されます。セット定義でパラメーター GENERATE が使用されていない場合には ialset 内のエントリーは節点のみ、あるいは要素のみです。GENERATE が使用されている場合ですが、以下のような例を考えてみます。
*NSET,NSET=N1,GENERATE 20,24
開始番号と終了番号、先頭にマイナス記号がついた増分が順番に保存されます。従って上の例では 20,24,-1 となります。このためフィールド ialset での負の数は常に2つの先行する入力値の間で使用される増分を指すことになります。例えばセットが2つだけ定義されているとしましょう。
*NSET,NSET=N1,GENERATE 20,24 *NSET,NSET=N1 383,402,883 *ELSET,ELSET=N1,GENERATE 3,8
フィールド set、istartset、iendset、ialset は次の様になります。
set istartset iendset ialset | (380) |