各ステップで入力データはサブルーチンcalinput.f で読み込まれます。最初のステップではプリステップデータの読み込みも行なわれます。データの読み込み順序に関しては前セクションで説明した通りです(フィールド ipoinp と inp)。
各キーワード・カードには対応するサブルーチンがあり、そのほとんどはたんにキーワードに文字「s」を追加した名前になっています。例えば *STEP はサブルーチン steps.f で、*MATERIAL はサブルーチン materials.f で読み込まれるといった具合です。英語の複数形になっているものもあります。例えば *FREQUENCY は frequencies.f で読み込まれます。また省略形になるものもあります。*CYCLIC SYMMETRY MODEL は cycsymmods.f で読み込まれます。60以上のキーワードを扱うこれらは全サブルーチンの約4分の1を占めます。
ここでコードの重要な構造のいくつかについて説明しておいた方がいいでしょう。