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パイプ、急拡大部

図95: パイプ、急拡大部
\begin{figure}\epsfig{file=Enlargement.eps,width=8cm}\end{figure}

急拡大部(図95)は以下の損失水頭$ \Delta_1^2 F$によって特徴づけられます。

$\displaystyle \Delta_1^2 F = \zeta \frac{\dot{m}^2}{2 g \rho^2 A_1^2 },$ (31)

ここで ζ は比 A1/A2 に依存する損失水頭係数、$ \dot{m}$は質量流量、gは重力加速度、ρ は液体密度です。また A1 と A2 はそれぞれ小径側、大径側の断面積です。この式は$ \dot{m} \ge 0$でだけ成り立つことに注意してください。逆向きの流れの場合にはパイプ縮小用の式を使用する必要があります。ζ の値は「liquidpipe.f」で確認可能です。

以下の定数を*FLUID SECTION, TYPE=PIPE ENLARGEMENT カードの下の行で指定する必要があります:

使用する要素には *DLOAD カードの重力タイプで重力加速度を指定する必要があります。材質特性 ρ は *DENSITY カードで定義することができます。


サンプルファイル: centheat1、pipe


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guido dhondt 2016-03-08