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クリープ・ユーザーサブルーチンによって定義された等方的なクリープ特性をもつ弾性異方性

この材料モデルは以下の点を除いては前項のものと同じです。

現在の実装では直交異方性の弾性挙動が仮定されていますその結果、各温度ごとに9の定数を定義する必要があります。弾性定数 C1111 、C1122 , C2222 , C1133 、C2233 , C3333 , C1212 、C1313 、C2323 です。

材料定義は、材料名を定義する *MATERIAL から構成されます。この名前は必ず「ANISO_CREEP」から始まり、80文字以内でなければなりません。残りの69文字に関しては自由に設定することができます。材料定義内では *USER MATERIAL カードは以下を満たす必要があります。

1行目:

以降の行は2つのセットからなります:


セットの1行目:

セットの2行目:

完全な温度依存性を定義する必要がある場合はこのセットを繰り返してください。

材料の第1軸はグローバル座標系と一致するとみなされます。もしそうでない場合には *ORIENTATION カードを使用してローカル座標系を定義してください。

このモデルでは7つの内部状態変数があります(CalculiXは塑性ひずみとクリープひずみを区別しないことを思い出してください。場 εp には両方の和が保持されているのです)。

これらの変数は *EL PRINT キーワード(.datファイル)と *EL FILE キーワード(.frdファイル)で順番に従ってアクセスすることができます(SDVラベル)。また*DEPVAR カードを材料定義内で値7とともに設定する必要があります。

クリープ・サブルーチンはユーザーによって与えられます(セクション8.1を参照)。材料は異方性を持つのでクリープ・ルーチンの入力は等価偏差クリープひずみ、出力はフォン・ミーゼス応力と等価偏差クリープひずみ増分をフォン・ミーゼス応力で微分したものになります。

例:
*MATERIAL,NAME=ANISO_CREEP
*USER MATERIAL,CONSTANTS=9
500000.,157200.,500000.,157200.,157200.,500000.,126200.,126200.,
126200.
*DEPVAR
7

弾性定数500000.、157200.、500000.、157200.、157200.、500000.、126200.、126200.、126200の単結晶を定義。クリープ則はユーザーによって creep.f サブルーチンの形で与えられます。


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guido dhondt 2016-03-08