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*EL FILE

キーワードのタイプ:ステップ

このオプションを使用すると選択された要素の、節点平均された変数を frd ファイル(拡張子 .frd)に保存し、後で CalculiX GraphiX を使用して可視化することができます。以下の要素変数を選択することが可能です(四角かっこ[]で囲まれたラベルは .frd ファイルで使用されるものです。周期対称性のある周波数計算では実部、虚部の両方が保存され、それいがいの場合には実部のみが保存されます)。

選択された変数はモデル全体で保存されます。平均化処理によって材料の境界面での非連続なジャンプはなまります。これを避けるには境界面の両側の材料をそれぞれ独立にモデル化し、MPC を使用して一致する節点を結合するする必要があります。

周期対称性のある周波数計算では固有モードは(90度位相シフトされた)ペアで生成されます。frd ファイルには各ペアのひとつ目だけが保存されます。S が選択されている場合には(応力の)2つの荷重ケースが frd ファイルに保存されます。STRESS というラベルの荷重ケースには応力の実部が、STRESSI というラベルの荷重ケースには応力の虚部が保存されます。他の変数では実部のみが保存されます。

キー ENER を使用することで内部エネルギーの計算が有効化されます。このキーがない場合は内部エネルギーは計算されません。非線形計算では任意の時刻における内部エネルギーはそれまでの時間のエネルギーの累積に依存するため、(形状、材料の非線形性を考慮した)非線形計算での ENER の設定は最初のステップで行なう必要があります。。

ステップ内で最初に *EL FILE カードが現れた時点で、ファイル出力用の以前の要素変数設定は全て消去されます。*EL FILE カードがステップ内で使用されていない場合には、前のステップでの設定が適用されます。前のステップがない場合には要素変数は保存されません。

オプションパラメーターは FREQUENCY、FREQUENCYF、GLOBAL、OUTPUT、SECTION FORCES、TIME POINTS、NSET、LAST ITERATIONS、CONTACT ELEMENTS の9つです。パラメーター FREQUENCY とパラメーター POINTS を同時に設定することはできません。

FREQUENCY はステップが複数のインクリメントで構成されている非線形計算に適用されます。デフォルトは FREQUENCY=1 でこれは全インクリメントの結果を保存することを意味します。N を整数として FREQUENCY=N とするとインクリメント N 個ごとに結果を保存します。またステップの最後の結果は必ず保存されます。もし最後の結果だけを保存したい場合は N を非常に大きな値に設定してください。値 N は *OUTPUT*ELEMENT OUTPUT*EL FILE*ELPRINT*NODE OUTPUT*NODE FILE*NODE PRINT*FACE PRINT*CONTACT OUTPUT*CONTACT FILE*CONTACT PRINTに適用されます。もしこれらキーワードの複数で互いに矛盾する値 N の FREQUENCY パラメーターが使用されている場合には全てに対して最後の値が使用されます。別の FREQUENCY パラメーター、TIME POINTS パラメーターで上書きされるまで、FREQUENCY パラメーターは複数のステップにわたって有効です。

3次元流体での FREQUENCY の類似物が FREQUENCYF です。連成計算では FREQUENCY は熱機械出力に、FREQUENCYF は 3次元流体出力に適用されます。

パラメーター GLOBAL を使うと結果をグローバル直交座標座標系で出力するか、ローカル要素座標系で出力するかを指定できます。対象となる要素に *ORIENTATION カードが適用されている場合には、このカードによってローカル座標系が定義されます。要素に *ORIENTATION カードが適用されていない場合はローカル座標系はグローバル直交座標系と一致します。GLOBAL パラメーターのデフォルト値は GLOBAL=YES でこれは結果がグローバル座標系で保存されることを意味します。ローカル座標系にしたい場合は GLOBAL=NO を指定してください。

パラメーター OUTPUT は 2D または 3D を値として取ります。このパラメーターが意味を持つのはビーム要素、シェル要素、平面応力要素、平面ひずみ要素、軸対称要素といった1次元、2次元の要素に対してだけで、なおかつパラメーターが最初のステップで使用された場合のみだけです。OUTPUT=3D の場合には1次元、2次元の要素は拡張後の3次元の形式で保存されます。1次元、2次元の要素を実際の厚み寸法で確認したい場合にはそのようにすると便利です。ただしこの場合には節点番号が更新され、入力デッキでの節点番号と関係なくなります。いったん設定すると計算全体でこのパラメーターは有効化されます。OUTPUT=2D の場合には拡張後の要素の場を平均化して、元の1次元、2次元の要素の節点での値を求めます。この平均化によってビーム、シェルの曲げ応力は取り除かれてしまいます。このためビームとシェルのデフォルトは OUTPUT=3D で、平面応力要素、平面ひずみ要素、軸対称要素のデフォルトは OUTPUT=2D になっています。

SECTION FORCES 設定はビーム要素だけで意味を持ちます。さらに SECTION FORCES と OUTPUT=3D は互いに排他の関係にあります(両方設定された場合は後に設定した方が優先されます)。設定されている場合にはビーム節点の応力は断面力で置き換えられます。この値は第1方向 n1、第2方向 n2、第3方向または接線方向 t で構成されるローカル座標系上で計算されます(図64)。この結果、応力成分っは以下のような意味を持つことになります。

パラメーター SECTION FORCES が意味を持つのはビーム要素に対してだけです。SECTION FORCES が設定されていない場合には応力テンソルはビーム断面にわたって平均化されます。

パラメーター TIME POINTS を使用すると *TIME POINTS キーワードで定義した時点系列を参照することができます。この場合にはステップ内の系列の全時点とステップ終了時の出力が得られます。他の出力は保存されず FREQUENCY パラメーターは無視されます。ステップ内で有効にできるのはひとつの時点系列だけです。複数設定された場合にはキーワード・カード *NODE FILE*EL FILE*NODE PRINT*EL PRINT の中で最後に定義されたものが有効化されます。TIME POINTS オプションをプロシージャ・カードの DIRECT オプションと一緒に使用することはできません。別の TIME POINTS パラメーター、FREQUENCY パラメーターで上書きされるまで、TIME POINTS パラメーターは複数のステップにわたって有効です。

パラメーター NSET で節点を指定することで出力をそのセット内の節点に限定することができます。frd ファイルは節点ベースであり、要素の結果も積分点から外挿した後で節点ベースで保存されるということに注意してください。周期対称性のある構造体では *CYCLIC SYMMETRY MODEL カードのパラメーター NGRAPH を利用することで、ユーザー指定の節点だけでなく NGRAPH パラメーターによって生成されたセクターの対応する全ての節点の結果を出力することができます。周期対称性のある構造体では、モード・ダイナミックス計算、定常状態ダイナミックス計算時には必ず NSET を使用しなければならないことに注意してください。これらの場合には(例えば *NODE FILE カードによって)節点変位が要求される全ての要素の節点でだけ応力が補正されます。

パラメーター LAST ITERATIONS を使用すると最後のインクリメントの全てのイテレーションの変位を、ResultsForLastIterations.frd という名前のファイルに保存することができます(このファイルは CalculiX GraphiX で開けます)。これは発散した場合に問題を解決するために役立ちます。このパラメーターがない場合にはファイルは作成されません。

パラメーター CONTACT ELEMENTS を使用すると各イテレーションで生成された接触要素を contactelements.inp という名前のファイルに保存することができます。このファイルを CalculiX GraphiX で開く場合には「read contactelements.inp」と入力し、セット contactelements_stα_inβ_atγ_itδ の要素をプロットして可視化します。ここでαはステップ番号、βはインクリメント番号、γは試行番号、δはイテレーション番号です。


1行目:

2行目:

例:
*EL FILE
S,PEEQ

上記では CalculiX GraphiX で可視化するために(コーシー)応力と相当塑性ひずみを .frd フォーマットで保存しています。


サンプルファイル: beamt、fullseg、segment1、segdyn


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guido dhondt 2016-03-08