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*FACE PRINT

キーワードのタイプ:ステップ

このオプションを使用すると選択された表面変数を「ジョブ名.dat」というファイルに出力できます。選択できるのは以下の変数です。

ドラッグ応力は面の積分点で出力されます。出力では要素、ローカル面番号、積分点、グローバル座標系での表面応力ベクトルの X、Y、Z 成分、法線成分、せん断成分、積分点のグローバル座標が列挙されます。リストの終わりでは表面応力ベクトルが積分されて表面での合力が求められます。

熱フラックスも面の積分点で出力されます。出力では要素、ローカル面番号、積分点、熱フラックス(正=パラメーター SURFACE で定義された表面を通じて要素から流出するフラックス)、積分点のグローバル座標が列挙されます。リストの終わりでは熱フラックスベクトルが積分されて表面を通過する全熱フラックスが求められます。

パラメーターは FREQUENCYF、SURFACE、TIME POINTS の3つです。パラメーター SURFACE は必須パラメーターで、ドラッグ応力が出力される表面を定義します。このカードが省略された場合には値は出力されません。同一ステップ内で複数の *FACE PRINT カードを使用することができます。

パラメーター FREQUENCYF 、TIME POINTS は互いに排他関係にあります。

パラメーター FREQUENCYF はオプションパラメーターで、ステップが複数のインクリメントで構成されている非線形計算に適用されます。デフォルトは FREQUENCY=1 でこれは全インクリメントの結果を保存することを意味します。Nを整数として FREQUENCY=N とするとインクリメント N 個ごとに結果を保存します。またステップの最後の結果は必ず保存されます。もし最後の結果だけを保存したい場合は N を非常に大きな値に設定してください。値 N は*OUTPUT*ELEMENT OUTPUT*EL FILE, *ELPRINT*NODE OUTPUT*NODE FILE*NODE PRINT*FACE PRINT*CONTACT OUTPUT*CONTACT FILE*CONTACT PRINTに適用されます。もしこれらキーワードの複数で互いに矛盾する値 N の FREQUENCYF パラメーターが使用されている場合には全てに対して最後の値が使用されます。別の FREQUENCYF パラメーター、TIME POINTS パラメーターで上書きされるまで、FREQUENCYF パラメーターは複数のステップにわたって有効です。

パラメーター TIME POINTS を使用すると *TIME POINTS キーワードで定義した時点系列を参照することができます。この場合にはステップ内の系列の全時点とステップ終了時の出力が得られます。他の出力は保存されず FREQUENCYF パラメーターは無視されます。ステップ内で有効にできるのはひとつの時点系列だけです。複数設定された場合にはキーワード・カード *NODE FILE*EL FILE*NODE PRINT*EL PRINT の中で最後に定義されたものが有効化されます。TIME POINTS オプションをプロシージャ・カードの DIRECT オプションと一緒に使用することはできません。別の TIME POINTS パラメーター、FREQUENCYF パラメーターで上書きされるまで、TIME POINTS パラメーターは複数のステップにわたって有効です。

ステップ内で *FACE PRINT キーワード・カードが最初に現れた時点で、ファイル出力のために選択されている古い接触変数は全て消去されます。ステップ内で *FACE PRINT が使用されていない場合には存在すれば古いステップでの選択が適用されます。


1行目:

2行目:

例:
*FACE PRINT,SURFACE=S1
DRAG

上記では(面)セット N1 に属する面のドラッグ応力を .dat ファイルに保存するよう設定しています。


サンプルファイル: fluid2


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guido dhondt 2016-03-08